小学生向けの燃料電池の説明 於 日本科学未来館

昨日ご縁があって、或る団体が主催する子供向けの催事として、電池実験の中で燃料電池の説明をした。
当初、中学生が対象というような事だったが募集してみると受講者は小学生だけであり、下は小学校2年生から上は5年生という構成と知らされた。FCDIC(燃料電池開発情報センター)では中学生が修学旅行の中で行う企業訪問として訪ねて来ており、燃料電池について説明したり、組み立てや発電試験を体験してもらったりしている。それでも、近年限られた時間の中での学習内容は厳選されており、イオンや燃料電池は直接には教えられていない。ましてや小学校2年生となると難しそうだ。あらためて小学校理科で電池がどのような位置づけなのか調べてみた。
結果は、まず、1~2年生には「理科」という教科は無く、「生活科」を学習し、3年生から「理科」が出てくること、電池については、+プラスと-マイナスの二つがあることと、並列と直列で電池の能力が変わることを理解すること程度であることが分かった。生活科で自分の身の回りにあるもの・見えるものから自然を理解し、それを踏まえて理科を学ぶという流れのようだ。
既に20歳を過ぎている我が家の子供や大学の主婦研究員にも色々と聞いて見た。そうすると今回予定されているレモン電池は非常にインパクトが有り、基本的にはみんなが覚えていることらしい。+-は何とか大丈夫。一方、電池の並び方を変えて、負荷の応答が変化することは覚えているが、直列・並列という用語は覚えていないと思っていた方が良さそうだった。また、小3でも酸素は何とかわかるが、水素は知らないと考えて準備をすべきと判断された。
我が家の昔の小学生は学習誌等で知ったことが授業で習ったことより印象に残ると言う傾向が有ったようで、子供たちの昔の理科の教科書を探すも見当たらず、残っていたのが「小さな科学者のための実験ブック (KIDS CAN!わくわく体験シリーズ)」(著者 ロバート・ハーシュフェルド (著),ナンシー・ホワイト (著),仲村 明子 (訳))。20年前のものだが、子供向けなので特に内容的に古くなっているわけではない。また、FCDICの書棚から、フィンランド理科教科書 化学編(Suvi Aspholm (著), 鈴木 誠 (監修), 宇井 久仁子 (翻訳) )をあらためて開いて見たり、短いプレゼンながら準備にはいつも以上時間が掛かった。しかし、自分の思いとは逆に科学の中身を伝えることからは遠ざかってしまったような気がする。家内からはもっと早くから準備すべきと叱声が・・・。
結果は、私の説明には質問が出なかったものの燃料電池キットの組み立て体験は大いに盛り上がったように感じられホッとした次第である。同伴保護者のほとんどは母親である。3人くらいは父親の姿が見えたが、受付の様子をみていると母親が主体的に対応しているように見えた。この辺りは昔とあまり変わっていないようで微笑ましい。
いずれにせよ、本イベントはFCDIC協賛とさせて頂いたが今後の燃料電池の若いシンパを獲得していく上で大いに刺激になった。機会を与えて頂いたことには感謝したい。
終了後、久しぶりに未来館の一般展示を見て回った。子供が小さかった頃来ているはずだが、どういうわけか展示物にはほとんど記憶が無い。それにしても外国人の多いこと。観光コースの行程に入っているのであろうか。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック