鳥と燃料電池(続)

本日は休日だが、ウェブ情報を更新した。水素に関する記事が増えているようだ。
さて、前の記事で書いたように、鳥は、肺と気嚢のセットで高効率ガス交換が可能になっているが、感染とか空気汚染に弱い、つまり物事には二面性がある。水中生活→陸上生活→空中生活と活動範囲を拡げるためには投資と制約がセットである。タンパク質を代謝するとアンモニアが生成する。アンモニアは猛毒である。魚は鰓からそのまま環境水中へ廃棄する。陸上生活者は若干毒性の低い尿素の水溶液の形でためた後排出。空を飛ぶには軽量化が必須であり、水の使用は最低限にする。更に水溶性の低い尿酸に変えて排出する。狭い密閉空間で孵る雛にとっては特に重要であろう。必要があれば手間を掛けざるを得ない。最近は硝酸性窒素が問題となっているようである。たとえば、環境省日本水道協会など。
VW事件の際にネットで目にした硝酸性窒素に言及したブログフォルクスワーゲン事件(4)は興味深い。この記事は飛び飛びに連載されているので、まとめて読まれると面白いです。()、()、()、()(但し、これらの内容については このサイトの管理者にお尋ね下さい。)
空を飛ぶことの利点は高速移動が可能な事である。しかし安全に移動するためには肌感覚、臭覚情報よりは聴覚、視覚が重要。聴覚情報は細密な情報を得る上では情報解析にコストが掛かる。音速は媒体の密度が高いほど高くなるので、光が届きにくい場合は音情報を解析する方法が成立する。イルカの脳の皺が多いのは知性よりは音解析のためにたくさんの脳細胞が必要だからと聴いている。空で高速で移動するにはやはり光情報である。鳶が上空から獲物を見つけることができることについて、寺田寅彦は「とんびと油揚げ」で匂いによると思考しているがこれは間違っていることが分かっている。人と同じ眼を想定していたからである。実際は、視覚細胞の密度や眼の大きさ、さらには黄斑部の数が違っている。ズームのできる鳥もいるそうだ。更に可視領域は近紫外から赤までと広い、狭い木々の間をすり抜けられるよう、高速画像処理が為されるなど、鳥の視覚能力は抜群だ。安全に高機能を活用するには対応するセンサーの開発が必須である。たとえば、高速鉄道の端緒となった新幹線はATS、ATCあってのものであるし、高エネルギー密度のLIB(リチウムイオン二次電池)は低コストの充電制御用ICあってこそである。では、高圧水素を用いるFCVは?
家庭に届いている都市ガスは着臭剤が添加されており人間の鼻で検知できる。もちろん、可燃性ガス検知器も設置されている。それに対して、水素は宇宙ロケットの推進剤に使われるように反応速度が高い。小型で高速度での検知が可能で低コストが可能な水素検知器が開発され搭載されている。また、タンクの安全性についてもあらゆる観点から検討されて設計されている。石油、都市ガス、電気(電池)、水素、いずれもエネルギー密度の高いものはすべて危険であるが、それぞれ取り扱いの注意の仕方とコストが違うと言うことだ。それでも水素に対しては安心できないという人は多いと思う。多くの方々に安全検討・対策について知って頂き、それを周囲に方に話して頂きたいと思っている。直近では、4月15日(金)に開催予定のFCVフォーラムⅢが予定されているので参加できる機会のある方は是非聴講頂きたい。トヨタ、ホンダ、日産から試乗会・展示会用の車両が提供される事になっている。また、東京タワーの近くに設置されたイワタニ水素ステーション虎ノ門への見学会も用意されている。これらもあわせて参加頂ければ有り難い。(詳細はFCDICのウェブサイトをご覧下さい。)

(本記事あくまでも個人的な見解です。)

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